『bonbonが好き』から始まった旅
第一章|bonbon企画室のはじまり
「bonbonが好き」
「パンやお菓子だけじゃなくて、
日常にそっと寄り添うbonbonのグッズを作りたい」
2024年はじまりの冬
スタッフの中から生まれた
「こんなことをやってみたい」
「こんなモノを作ってみたい」という声をもとに
スタッフがプロジェクトを考える
『bonbon企画室』が動き出しました
とはいえ、企画を担当するのは私たちにとって初めての経験でした。
どうしよう
まず何から始めよう
私たちが作ってみたいと思うもの
靴下、もんぺ、クロス、バッグ、エプロン……
とにかく思いつくものをすべて書き出してみました。
でも、そこでふと立ち止まります。
「それって、bonbonにつながる?」
どれだけ自分たちが作りたいと思っても
それがbonbonらしさから外れていたら
お客様には届かない。
モノを作るということは
思った以上に奥深く、難しいものでした。
“bonbonらしさ”とは、いったいなんだろう。
大きくて かっこよくて
きらきらしてて かわいくて
繊細なんだけど 無骨で
でもどこかにパワーが宿っている
その答えを探して、私たちがたどり着いたのが
――エプロンでした。
bonbonのエプロンは、毎日の仕事に欠かせない存在です。
パンをこねる穏やかな朝も
お客様を迎える温かな昼も
片付けをしながらほっと一息つく夕方も
気づけばいつも、いちばん近くにある
だからこそ、自分たちが本当に“着たい”と思えるものを、
ひとつ、こだわって作ってみたかったのです。
着心地がよくて
かっこよくて
背筋がすっと伸びて
気持ちが高まって
自分らしく仕事ができる
そんな一枚を纏ったなら、
きっと今以上にお客様へ想いや感謝を届けれるはず。
「bonbon素敵だね」
「また来たい」
そんなふうに思ってもらえるように。
「bonbonに来ると元気が出る」
「ここは“パワースポット”だね」
って言ってもらえるように。
『食と空間で人を幸せにする』
私たちにとって、エプロンは想いを体現する大切なアイテムでした。
そして、自分たちが着たいと思ったものを
お客様にも届けたい。
私たちが身につけたときに感じたわくわくや高揚感を、
お客様の毎日にもそっと届けられるのではないかと思ったのです。
「bonbonは幸せの時間」
「自分へのご褒美」
「何気ない日が特別な日になる」
そんな嬉しいお声をお客様からいただくことがあります。
パンやお菓子だけではなく
日常にそっと寄り添う
幸せのひとかけらになるようなエプロンをつくろう
bonbonにとって初めての“モノづくり”の旅が、こうして動き出したのです。
そしてもう一つ、大切にしたかったのが、生産の背景です。
ただかっこよくて着たいものを作りたいのではない。
誰の手によって、どんな想いで作られていくかということ。
このプロジェクトは、「欲しいから作る」を超えて、
“どう在りたいかを選ぶ”という、bonbonらしい挑戦のはじまりでもありました。
第二章 想いと出逢い へつづく